差がつく医療のハナシ

運動するだけで医療費控除になる方法

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  • 樽井(だるい)さん

    健康診断の結果、血圧が高かったので受診を勧められました。高血圧と診断されたら、やっぱりお薬による治療が始まるんでしょうか。
  • 健谷(すこや)課長

    高血圧をはじめとする生活習慣病の治療は、お薬だけで行われるわけではありません。食事や運動も、大切な治療の柱とされています。

生活習慣病では運動も治療の一環

病気の治療方法と聞いて、多くの方が真っ先に思い浮かべるのは、お薬ではないでしょうか。しかし、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病では食事や運動もそれぞれ「食事療法」「運動療法」と呼ばれ、お薬を用いる「薬物療法」と並び、治療の柱ととらえられています。

食事や運動が健康維持に欠かせないのはよく知られていますが、健康な人にとっては、運動は治療よりも予防として取り組んでいる人が多いかもしれません。健康のためにスポーツジムに通う方々の目的も、体型の維持や体力の増強などがほとんどでしょう。しかし、生活習慣病の患者さんが医師の指導の下で行う運動は、運動療法という治療の一環になります。そして、厚生労働省が運動療法を行うのに適した施設として「指定運動療法施設」に指定するスポーツジムであれば、その利用料金が所得税法の規定する医療費控除の対象となることがあります。

健谷課長の
「ここでチェック!」
高血圧や糖尿病、脂質異常症など、生活習慣病の治療としての運動で、「指定運動療法施設」に指定されたスポーツジムであれば、料金が医療費控除の対象となることがあります。

「指定運動療法施設」が必須条件

運動が医療費控除の対象となるには、いくつかの条件があります。まずは、厚生労働省が指定した「指定運動療法施設」で運動療法に取り組むこと。厚生労働省によると、「指定運動療法施設」は全国に約350施設あります。次に、高血圧、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病などの運動療法であること。また、運動を行う頻度(概ね週1回以上)や期間(8週間以上)といった条件も満たされなくてはなりません。なお、控除の対象となるのは医師の指示に基づく運動療法のための利用料金であり、同じスポーツジム内の設備であっても、運動療法と関連のない利用であれば、その料金は控除の対象外です。

医療費控除の申請までの流れは、次の図のようになります。治療法について、詳しくは医師に聞いてみましょう。また、運動療法が必要となった場合、利用しようと考えているスポーツジムが指定運動療法施設にしているかどうか、事前に確認する必要があります。

医療費控除の申請までの流れ

  • 高血圧と診断されて、運動療法が必要ということになれば、近所のスポーツジムが指定運動療法施設に認定されているか、問い合わせてみようと思います。
  • そう、その意識が今回の差がつくポイント!
    これで明日もすこやか、すこやか!

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