差がつく医療のハナシ

運動する・しないで差がつく医療費

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  • 樽井(だるい)さん

    大きく膨れ上がった医療費が、国家予算を圧迫していることが、社会的な問題となっています。超高齢化時代を迎えようとしている今、国の医療費を節減して暮らしを維持するために、私たちに何ができるでしょうか?
  • 健谷(すこや)課長

    2010年の厚生労働省の報告によると、現在の日本の医療費は37.5兆円 ですが、このペースで増え続けると2025年には52.3兆円にもなるそうです。健康のキーワードの一つである「運動」を通して、問題解決の糸口を探ります。

医療費抑制が確かめられた自治体の調査

医療費の節減のために、社会の仕組みを変えることも必要ですが、個人が病気にかかる機会を減らすことも重要です。継続的な運動はさまざまな病気の予防になるため、運動を続けることで、個人の医療費を節減できることが期待できます。「元気づくり体験事業」で市民に運動を推奨した三重県いなべ市では、運動を1年間続けたグループと続けなかったグループの医療費を比較する調査が行われました。その結果、前者で医療費抑制の効果がみられたそうです。

出典:いなべ市「元気づくりシステム促進事業」に関する調査結果報告書(2012年6月8日~2013年2月28日 調査対象は60~80代)

出典:いなべ市「元気づくりシステム促進事業」に関する調査結果報告書(2012年6月8日~2013年2月28日 調査対象は60~80代)

国も薦めている、運動による病気の予防

運動の継続によって予防できる病気として、高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの、肥満が原因となる生活習慣病が挙げられます。また、厚生労働省が2013年から始めた「健康日本21」(第2次)で推進されている「ロコモティブシンドローム」の予防においても、やはり運動が推奨されています。

ロコモティブシンドロームとは?
加齢に伴う骨・関節・筋肉の衰えなどによって歩行が困難になり、介護が必要、あるいはその危険性が高くなっている状態をいいます。略して「ロコモ」とも呼ばれます。
健谷課長の
「ここでチェック!」
運動の継続は生活習慣病やロコモティブシンドロームの予防に繋がります。

個人の努力が、国の医療費節減につながる!

運動の継続が病気の予防となって、個人の医療費を節減でき、ひいては日本の医療費節減にもつながることがお分かりいただけたでしょうか?でも、「よ~し、今日からガンガン運動するぞ!」という方、ちょっとお待ちください。これまで運動する習慣がなかった人が、急に激しい運動を始めると、ケガをしてしまう恐れがあります。自分にあった運動法を見つけ、無理のない範囲で習慣的に体を動かしましょう。

  • 運動を継続することが、病気の予防になって、私たちの医療費だけではなく、国の医療費節減に繋がるんですね。よし、頑張ろう!
  • そう、その意識が今回の差がつくポイント!ただし、無理は禁物。自分のペースで運動しましょう。
    これで明日も、すこやか、すこやか。

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