差がつく医療のハナシ

自治体でも受けられる 大腸がん検診

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  • 樽井(だるい)さん

    がんにかかる人や亡くなる人は、男女ともに胃がんや肺がんが多いと聞くんですが、最近は大腸がんも多いようですね。
  • 健谷(すこや)課長

    食の欧米化によって日本でも大腸がんが増えています。大腸がんは発見が早ければ、治る確率も高くなります。早期発見のためには、大腸がん検診を受けることが大切ですね。

大腸がんは早期発見が重要

なぜ、大腸がんは早期発見が重要なのでしょう?それは、早期発見できれば、がんが大腸壁の深いところまで到達する前に完全に切除できるためです。
大腸がんに限らず、がんは早期のうちに手術で完全に切除をしないと、再発することがある病気です。再発のほとんどは、手術から5年以内に起こります。「5年生存率」とは、がんと診断された日から5年後に生存している確率のことですが、がんが治ったことを示す目安として一般的に用いられています。

大腸がんの進行度は、ステージ0~Ⅳで表されます。早期の段階であるステージ0やⅠの5年生存率は90%以上と言われています。これは、大腸がんは早期に発見されれば、治療によって90%以上の確率で治ることを意味しています。反対に、ステージが高くなる、すなわち発見が遅れて大腸がんが進行するほど、がんを完全に切除するのが難しく、またすでにリンパ節や他の臓器へ転移している可能性が高くなり、治る確率は低くなってしまいます。

健谷課長の
「ここでチェック!」
大腸がんは早期に発見されれば、がんが大腸壁の深いところまで到達する前に完全に切除できるため、90%以上の確率で治る病気です。

40歳以上の人は大腸がん検診を

最近は、日本でも食の欧米化によって大腸がんにかかる人が増えています。欧米風の食事は脂肪が多く、食物繊維が少ない「高脂肪・低残渣食(ていざんさしょく)」であり、大腸がんが増加している原因と考えられています。大腸がんを早期のうちに発見するには、40歳以上の人は年に1度、大腸がん検診を受けることが推奨されています。大腸がん検診を受けると、大腸がんで死亡する確率が60~80%下がると言われています。

大腸がん検診では問診とともに、便潜血検査(べんせんけつけんさ)という、便の中に血液が混ざっていないかを調べる検便が行われます。便潜血検査の結果が陽性で大腸がんの疑いがあった場合は、大腸内視鏡検査などの、より詳しく調べる精密検査を受けます。厚生労働省は、大腸がん検診の対象年齢40歳以上の人の受診率が5割になることを目標にしていますが、3~4割にとどまっているのが現状です。

※胃がん、肺がん、乳がん、大腸がんは40歳以上、子宮頸がんは20歳以上を対象。
※子宮頸がん検診と乳がん検診は、「2年に1度」の受診が勧奨されているため、平成24年と平成25年の検診受診者数の合計に基づく検診受診率です。
出典:厚生労働省 平成25年 国民生活基礎調査の概況

大腸がん検診は、お住まいの自治体や職場が実施する健診などで受けることができます。40歳、45歳、50歳、55歳、60歳の方は、性別を問わず、自治体から大腸がん検診の無料クーポンが届きます。該当する年齢の方は、これを利用すると良いでしょう。お住まいの自治体が無料クーポンを配布していない場合や、該当年齢以外の場合も、多くの自治体のでは、1,000円以下の自己負担で受けられます。詳しくは、自治体のがん検診窓口に問い合わせてみましょう。

  • 大腸がんは、早期発見が大切なんですね。私も40歳を超えているので、自治体の無料クーポンなどを利用して、大腸がん検診を毎年受けるように心がけてみます。
  • そう、その意識が今回の差がつくポイント!
    これで明日もすこやか、すこやか!

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