差がつく医療のハナシ

片頭痛にもあります、ジェネリック医薬品

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  • 樽井(だるい)さん

    私のまわりでは、ズキンズキンと脈打つような頭痛に悩んでいる友人が少なくありません。慢性的な症状なので治療が長期間にわたり、お財布の負担も気になるようです。
  • 健谷(すこや)課長

    それは片頭痛と呼ばれるタイプの頭痛かもしれません。痛みだけではなく、吐き気を伴う場合もあります。片頭痛には、痛みが現れてから行う治療と、現れる前に行う治療がありますが、どちらに使うお薬にもジェネリック医薬品はありますよ。

2つに分けられる片頭痛の治療法

日本人の約8.4%がかかっているといわれる片頭痛。その治療方法は主に、片頭痛の発作が起きたときに行う急性期治療と、起きる前に行う予防療法の2つに分類されます。
急性期治療で用いられることが多いのは、トリプタン系のお薬です。過度に拡張した脳血管を元の状態に戻す作用があり、痛みが現れ始めたタイミングで飲むと、症状を抑えられることが期待できます。いくつかのタイプがありますが、新薬と同じ成分で価格が安く、効き目と安全性が確かめられているジェネリック医薬品に変更できるタイプもあります。

片頭痛による痛みを抑えるお薬は、トリプタン系のお薬以外に消炎鎮痛剤もあります。また、片頭痛は吐き気を伴うこともあるので、痛みを抑えるお薬とともに制吐薬(吐き気止め)が用いられることがあります。これらのお薬にもジェネリック医薬品はあるので、医師や薬剤師に相談してみるとよいでしょう。

健谷課長の
「ここでチェック!」
片頭痛の治療に用いられるお薬の中には、新薬と同じ成分で価格が安く、効き目と安全性が確かめられているジェネリック医薬品に変更できるものがあります。

治療期間が長いほど医療費は節減

片頭痛の患者さんの中には、急性期治療のお薬を使うことができない、あるいは急性期治療だけでは十分に症状を抑えられない人がいます。そのような人は、症状が現れる前から日常的にお薬を服用する治療を行うことがあります。それが予防療法です。片頭痛の発作が月に2回以上あるいは6日以上ある患者さんは、予防療法の実施を検討することを勧められます。
片頭痛の予防療法で使用するのは、てんかんの治療でも使われる抗てんかん薬、高血圧の治療でも使われるβ遮断薬やカルシウム拮抗薬、うつ病の治療でも使われる抗うつ薬などです。これらの予防療法の薬にも、ジェネリック医薬品はあります。

予防療法の効果を判断するのにかかる期間は、最短でも2ヶ月です。治療効果があった場合、実施期間は患者さんによって異なりますが、一般的に6ヶ月~1年ほど続け、さらに3~6ヶ月かけてお薬を徐々に減らしていきます。新薬を使った場合とジェネリック医薬品を使った場合の金額の差は、治療期間が長ければ長いほど大きくなります。そのため、慢性的な症状の治療では特に、ジェネリック医薬品による医療費の節減効果は高くなると言えるでしょう。

  • 片頭痛のお薬を使用している友人に、ジェネリック医薬品があることをさっそく教えてあげようと思います。
  • そう、その意識が今回の差がつくポイント!
    これで明日もすこやか、すこやか!

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