差がつく医療のハナシ

その病気、ホルモンの乱れが原因かも

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  • 樽井(だるい)さん

    私たちの身体の中には、様々な働きをする“ホルモン”がありますよね。ごくわずかな量でも生理機能に大きな影響を与えるものであるため、人が健康でいるためには、ホルモンバランスが大事、といわれているようですが…
  • 健谷(すこや)課長

    確かに、“ホルモン”の量は、身体全体からみると非常に微量なものです。しかし、分泌される器官によりその性質や働きは違ってきますし、それぞれの量や機能が上手くバランスを保てなくなると、健康を大きく害してしまうことがあります。

血圧をコントロールするのは腎臓?

私たちの身体の中には、とても多くの種類の“ホルモン”が存在し、これらが上手くバランスを取りながら機能することで、生理的な機能を維持しています。ホルモンは、必ずしも分泌された器官に対してのみ働くわけではありません。ここでは、ホルモンバランスの乱れが原因といわれる高血圧を例にして考えてみましょう。
血圧は、さまざまな要素が複雑に絡み合って調整されますが、とくに近年、腎臓から分泌される「レニン・アンジオテンシン・アルドステロン(RAA)系」という調節システムが、血圧コントロール要因として注目されています。このRAA系には、腎臓から分泌されるホルモンが深く関わっています。しかし、「必要なのに上手く分泌されない」などの問題が生じると、血圧のコントロールが難しくなり、血圧が高い状態が長く続くことによって、結果的に高血圧を発症すると考えられています。

健谷課長の
「ここでチェック!」
身体の生理機能は、とても多くの種類のホルモンで調整されています。この調整がうまくいかないと、高血圧などの生活習慣病を発症してしまうことも。

病気になったとき、必要な治療薬とは

ホルモンバランスは、一度乱れてしまうと、なかなか元には戻らず、高血圧の他にも、様々な病気や生活習慣病の原因となります。例えば、次のような病気です。

●脂質異常症
●糖尿病 など

これらの病気は、一度発症してしまうと、なかなか元には戻りません。しかし、原因となるホルモンに、効果のあるお薬があります。
例えば高血圧の場合、レニン・アンジオテンシン(RA)系に作用する薬剤として、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)というお薬があります。これらは高血圧治療薬の第一選択薬として使用されており、現在ではジェネリック医薬品も多く出されています。

治療にかかるお金は、ジェネリック医薬品の方が安くなります。例として、ある高血圧のお薬ついて、先発薬とジェネリック医薬品を比較してみます。

同じ薬を服用し続けた場合、その差額は1年間で
23,725円 – 8,358.5円 = 15,366.5円
となり、およそ15,000円もコストを削減できます。
この他のジェネリック医薬品としては、脂質異常症(高コレステロール血症)治療薬、糖尿病治療薬などがあります。

  • 同じ効果のお薬なら、治療費を削減できる方がうれしいですよね。でも本当はそれ以前に、生活習慣の見直しと、早期治療が大切、ということでしょうか。自覚症状がなくても、健康診断で異常が指摘されたら、早めに医師に相談するように心がけます。
  • そう、その意識が今回の差がつくポイント!
    これで明日もすこやか、すこやか!

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