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脱水、熱中症予防にも!手軽にできる子どもの発汗対策

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日本では毎年、およそ4万人以上の人が熱中症で救急搬送されており、梅雨明け前後の暑さで、その件数が急増することがわかっています。特に子どもの場合、成人よりも熱中症になりやすいだけではなく、症状に自分で対処ができないため、保護者の「熱中症予防」がとても大切になります。
今回は普段の生活の中で取り入れやすい手軽な「熱中症予防対策」をお伝えします。

成人とは違う、子どもの熱中症

子どもが成人よりも熱中症になりやすい要因は、いくつかあります。まずは、地面からの距離です。

外気温は通常、地面から150㎝程度の高さで測定します。成人の頭くらいの高さで32℃の時、地面から50㎝くらいの高さでは35℃くらいになっています。幼児であれば胸からお腹のあたりです。晴天時、地面の近くはより高温となり、アスファルトの表面では50℃くらいなることもあります。
また思春期以前の子どもは、汗腺や体温調節機能がまだ十分ではありません。気温が皮膚温より低い時は、皮膚血流量の増加や熱放散が行われることで、成人とほぼ同等の深部体温を維持できます。しかし、外気温が皮膚温より高くなると、熱を放散する機能が、熱を産生する機能よりも弱いため、熱獲得が促進されます。さらに発汗による熱放散が体温の変化に追い付かず、深部体温は成人よりもずっと高くなります。

さらに、子どもは夢中になると、自分で遊びを止めることができません。子どもの様子を十分に観察し、少しでも「おかしい」と思うことがあったら、すぐに遊びを止めさせて、涼しいところで休憩しましょう。

子どもの熱中症を予防する 5カ条

熱中症は、急に暑くなった時、日差しが強い日、高温多湿の日、寝不足の時、下痢などの体調不良の時などに起こりやすくなります。もしも熱中症の徴候がみられたら、
●衣服をゆるめる
●首やワキ、足の付け根を保冷材などで冷やす
●冷たいタオルなどで、からだを拭く
●エアコンや扇風機で冷たい風を送る
●水分をこまめに飲ませ、同時に塩分も取る

などで、症状を落ち着かせましょう。

子どもの熱中症を予防するための5カ条は、以下の通りです。

●水をこまめに飲ませる:子どもが喉の渇きを感じたら、自分でも水分が取れるように教えておきましょう。
●顔色や汗のかき方を十分に観察する:顔が赤い、たくさん汗をかいている場合は、深部体温が高くなっています。涼しいところでゆっくり休ませましょう。
●服装を選ぶ:子どもは自分で適切な衣服を選べません。汗や熱を放散しやすく、身体を締め付けない衣服を選び、外出時は帽子を被りましょう。
●汗は冷たいタオルでふく:汗は冷たい濡れタオルでふき、からだの表面を少し濡れた状態にしておくことで、気化熱による熱放散が起こり、体温を下げる効果が期待できます。
●日頃から暑さに慣れさせる:気温が急に上昇した時でも熱放散などの機能が働くよう、日ごろから外遊びをして「汗をかく習慣」をつけましょう。

特に大切なのは「汗をかく習慣をつけること」です。子どもは汗腺の発達が不十分ですが、普段から汗をかいている子どもは、急な温度の上昇でも汗をかいて熱を放散することに、身体が慣れています。
この他、子どもを車内に放置しない(エアコンを過信しない)、日中の暑い時間帯での散歩を避ける、日中はアスファルトの上を避けるなど、少しの気遣いで子どもを熱中症から守ることができます。

子どもは、大人よりも熱がこもりやすいという特徴があり、小さな子どもほど、アスファルトや地面からの熱を吸収しやすいのです。十分に観察していることも必要ですが、普段から「汗をかく」ことや「喉が渇いたら水を飲む」ことに慣れておくと、熱中症や脱水予防に役立ちます。

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