ズボラ健康法

健やかな体の維持に、歩くだけ健康法

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最近、街中で「ウォーキングしている人」を見かける気がしませんか?それは、「歩くこと」を目的にしている人が増えているからです。年齢層も、高齢者から中高年、もっと若い人も多くいます。
ある一定のルールを守れば、「歩くだけ」でもさまざまな病気を予防し、健康維持ができることをご存知ですか?

体の老化は足から始まる?

80歳以上の高齢者では、青信号の間に横断歩道を渡り切ることが難しい、という計算結果があります。例えば、比較的交通量が多い、幹線道路の横断歩道。これは、少なくとも12m以上の幅があり、車線が増えればそれだけ横断歩道は長くなります。標準的な歩行者用青信号の時間は、1秒間に1m進むことを基準に設定されていますので、横断歩道の長さが12mなら、歩行者の青信号は12秒程度ということです。80歳以上になると、12秒間で横断歩道を渡り切れない人が多くなるのです。

歩行速度と年齢との関係は?

一般的に、歩行速度は加齢によって遅くなる傾向があります。これには、さまざまな要因が考えられます。例えば、
●前かがみになり、膝関節が曲がることで、歩幅が小さくなる
●バランスを保つために、横方向に足を広げて歩くようになる
●そもそも、脚の動かし方が遅くなる
●体を動かさなくなることで、筋力が低下する
などです。このうちもっとも重要なのが、「体を動かさなくなることで、筋力が低下する」ことです。「何歳くらいから歩行速度が遅くなるのか」は、個人差が大きいので一概には言えませんが、最近運動していない、座っている時間が増えたなどと感じたら、すでに筋力が低下し始めているかも。敢えて「歩くこと」に挑戦してみましょう。

歩くことと健康との関係とは?

「歩くこと」と健康との関係について、群馬県の中之条町で行われた長期調査があります。65歳以上の全住民である5,000人を対象とし、「歩くこと」と病気の予防について、数十年間の追跡調査を行いました。このうちの1割の人には、身体活動計(歩数と早歩き時間を計測)を携帯してもらい、1日24時間、1年365日の身体活動状況をモニタリングしました。その結果、「その人の体力に応じた中強度の活動」を続けることで、健康維持や病気予防、更には「健康寿命の延伸」にもつながることがわかりました。この結果は、高齢者だけではなく、成人であれば同じように考えることができる、というのがポイントです。
具体的な基準は、「1日8,000歩、中強度の運動を20分続ける」こと。多すぎても少なすぎてもよくありません。適度に歩くことが、さまざまな病気を予防することが分かったのです。「中強度の運動」の目安は「息がはずむが、会話は出来るくらい」と考えると良いでしょう。

健康的に歩くときのポイントは?

まじめなウォーキングを20分以上続けると、寒い時期でもうっすらと汗をかきます。ウォーキングをする時は、季節を問わず、吸汗性のよい衣服と、歩きやすく足に負担をかけない靴を着用しましょう。真夏ならばたくさんの汗をかくので、脱水に注意し、比較的涼しい時間帯を選び、水分を携帯して出かけるようにしましょう。

毎日「わざわざ準備をしてから“ウォーキング”をするのは大変」と思われるかもしれませんが、難しく考えることはありません。動きやすく吸汗性にすぐれた服と、履き慣れた靴で外出し、少し早歩きをする気持ちで
●エレベーターなどを使わずに階段を使う
●一駅分をやや早足で歩く
●早足で犬の散歩をする
●駐車場ではわざと遠くに止めて歩く距離をのばす
など、できることから始めてみましょう。「公園で子どもとかけっこする」ことも良いでしょう。大切なのは、「息がはずむが、会話は出来るくらい」の運動を、毎日少しずつ続けていくことです。

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