withコロナの時代を迎え新しい生活様式「NEW NORMAL」が叫ばれる今、
先の未来を想像する力がより重要視されてきている。
だからこそ、イマジネーションで未来をひらく沢井製薬ミライラボでは
「NEW NORMAL」の先の「FUTURE NORMAL」を想像してみることにした。
NEW NORMALの時代に考える、ヘルスケアの「FUTURE NORMAL」とはどんなものなのか。
一緒に想像してみませんか?
月に一度の「健康手当審査」に向け、家族全員で健康状態を整え満を持して臨むことで、手当をより多くもらい良い暮らしをする、という新しいライフスタイルを送る人たち。語源は「ポイントゲッター」で、健康で稼ぐことから「健康ゲッター」と呼ばれるようになった。
未曾有の新型ウイルス大流行によって、「健康であること」の大切さが浮き彫りになった世界では、人々の健康意識を高め健康で免疫力の高い身体をつくることが、ウイルスの蔓延や医療機関の逼迫を防ぐことにつながるとされ、「健康手当」なるものが導入された。
月に一度行われる「健康手当審査」。その内容は、超小型のカプセルを飲むことで、体内のあらゆる器官がチェックされ、数値化して結果が送信されるというもの。その結果次第でその月にもらえる手当が決まるという仕組みとなっている。健康になればなるほど手当がもらえ、毎日の買い物や食事などに使うことができる、ということで多くの人が喜んでこの審査に参加した。
残業ばかりで体調が悪かった父親が、仕事量が少なくてすむ会社に転職をし、健康を取り戻すことで「健康ゲッター」となり、ポイントを含めた年収がアップした事例も。また、家族一人ずつの結果の合計で手当は付与されるため、子どもを増やそうという人も増え、少子化対策としても効果を発揮したとも言われる。
オンラインでは読み取りにくい、人同士の「場の空気」を発生する機械。
オンライン上での会話が主流になって、対面時に感じ取れていた「空気」が読みにくくなって発明された。
会議中の人物の声色や間の取り方、表情を読み取って分析をしてくれ、カメラの横についている空気発生器からまるで対面で話しているかのような、あの不思議な「空気」が出てくる。
この機械のおかげで、オンラインでの会話で発言がしにくい性格の人には、発言のしやすいタイミングがとれるようになり、気の強い人、口が達者な人には話が「スベっている」ことがよりわかるようになる。オンライン会議のストレスが軽減され、よりリアルに近い会議が可能になった。
AIに仕事を奪われた人間が、AI の代わりとなってコミュニケーションを行う新しいボランティア。
接触を避けるため、様々な面でAIの技術が発達し、大半の仕事はAIが行い、完結するように。
人々には時間が生まれ、特に独り身の老人にとっては、会話の相手が重要になった。
もちろん、AIがずっと喋ってくれるのだが、あまりにも時間を持て余すと、AIの学習以上の会話を求めるようになるので、なかなか追いつかない。
そこで仕事を奪われた人々の時間つぶしや生きがいとして、AIの代わりとなってコミュニケーションを担う「AI代用ボランティア」が流行り始めた。人類はAIに仕事を奪われるだけでなく、与えられるようになるが、結局は人同士のコミュニケーションへと行き着いたという事例。ボランティアを受ける側もする側も、幸せそうにしているという。
パズルゲームをするだけで、自律神経が整う未来型パズル。
自由に外を出歩けなくなることが増えた世の中では、人々の生活リズムが崩れやすくなり、自律神経が乱れやすくなった。
そこで開発された、ゲームのように楽しみながら脳の思考トレーニングを行うことができるパズル。
パズルを動かす指の運動と、パズルからの微弱電流で、自律神経を心地よく刺激。
血行が改善されてきた身体に、パズルが揃った達成感が加わり、最後には思わず「整ったー!」と叫んでしまうほど気持ちが良い。
自律神経の乱れが激しい人は難易度が自動的に高くなる仕組みだが、心地良い電流が、どんなに難しいパズルでも延々と続けられるようになっている。
旅行をした気分が味わえる「旅行型カプセル販売機」の通称。
ワクワク感やドキドキ感、非日常を感じることができる娯楽として人気の旅行。
しかし、ウイルスの蔓延により、旅行に行くことが難しくなってしまったことで新しく開発されたカプセル販売機。
お金を入れてガチャガチャを回すと、カプセルが出てくる。カプセルを開けると煙がもくもくと出てきて、旅行に行っている気分を1時間ほど味わうことができる。どこに行けるかわからないワクワク感やドキドキ感が、実際の旅行よりもスリリングであることから、むしろこちらの方を好み、行かなくても街中で楽しめることから「丘サーファー」ならぬ、「丘トラベラー」と呼ばれる人が出てくるようになった。
日焼け止めを主力商品とする化粧品会社が開発した、肌に塗ることでウイルス感染を防ぐことができる新しい化粧品。
外出する人が少なくなったため日焼け止めが売れなくなり、倒産の危機に瀕し生み出された商品で、しっかり塗りこむ乳液タイプと塗り直しがラクなスプレータイプの2種展開。
人は1時間に平均23回も顔を触るという調査にもあるように、ウイルスが手についたまま、顔を触ることで口や目、鼻など粘膜からウイルスが侵入することが多いと言われている。この「感染止め」は、抗菌・消毒作用が持続する新しい技術で、顔や身体についたウイルスを除菌しながら、ウイルスが付着しにくい抗菌効果もある画期的商品。さらに、口の周りに塗ると、目には見えないバリアが形成され、口内へのウイルスの侵入を防いでくれるため、透明のマスクの役割も担ってくれると大ヒット。「人と会う前に感染止めを塗る」ということが新しい生活様式となった。
実はこの「感染止め」は、生産が激減した日焼け止め用の原料の在庫を消費するため、日焼け止めの効果も入れて開発されていた。外に出る機会が減ったこともあるが、老若男女だれもがこの「感染止め」を塗ったことで、日焼けしている人はゼロに。その会社の日焼け止めの効果が確かなものと認識され、感染症が落ち着いた翌年以降も日焼け止めは売れ続け、倒産しかけたその化粧品会社は、以前とは比べものにならないほど大きな会社となった。
ウイルスから身を守る「予防」があたりまえの行動となり、人々は予防をするだけに飽き足らず、その技術を競い始めたことで瞬く間に広がった、世界共通の競技大会。
競技種目には、手洗いの洗浄力とその華麗さを競う「アーティスティックウォッシング」やうがい時間の世界記録を競う「ウガイング」、無駄のないスプレー技術が問われる「近代除菌」、相手との距離を2メートル以上に保ち、触れずに勝敗を決める「社会的距離道」などがある。各国の代表が4年に1度集まり、その予防技術を競い合う。
競技になったことで世の中の予防への関心が高まり、人類の予防力は進化していった。そしていつしか、感染症が広がらなくなり、本来の意味での予防が必要なくなった。それでも人を熱狂させるその競技は、いつまでも残っていくのであった。
様々なウイルスの蔓延が問題となった未来にスタンダードとなった新しいハンコ注射。
感染拡大を防ぐために、お店に入るときやイベント実施の際にも「抗体を持っている」ということをチェックするガイドラインが定められ、各地で「抗体証明スタンプ」ができる場所が設置された。
その時期に流行っているウイルスのワクチンをスタンプのように手の甲や腕に押して接種し、皮膚の中にスタンプの成分が浸透する仕組み。
普段はその跡は一切見えないが抗体証明が必要なときには消毒液を吹きかけると皮膚の中からその抗体証明スタンプが浮かび上がる。その需要の高まりから、世界中のタトゥーアーティストの半数は、抗体証明スタンプ師へと転身したとも言われる。
あらゆるものがオンラインに移行し、家が生活の基盤になったことで、ペットを飼う人が増えたことで開発された医療ロボット型ペット。
以前は仕事で家を空ける時間が多くペットを飼えなかった人や、家の中に癒しが欲しいという人など、ペットを飼う人が増えた。各国は家族で国民の健康を守ること、健康意識を高めることで未知のウイルスに負けない健康のベースをつくれないかと考えていた。
そこで、医療機関とペットショップが連携し開発されたのが「健診ペット」。
見た目は普通の犬や猫のように見えるが、一緒に過ごしているだけで健康状態を把握してくれる優れもの。
ぎゅっと抱きしめれば心拍を計測、目にはサーモカメラが仕込まれており発熱を発見すればワンワン吠えてかかりつけの医者に連絡をしてくれる。定期的にカプッと甘噛みで血液を採取して血液検査まで。かわいいのに健康診断までしっかり対応してくれると大人気に。もちろんその愛らしい仕草に癒される人も多く、外出ができない時期のメンタルケアにも効果を発揮した。ただ、「元々飼っていた本物のペットと仲良くできない」という問題が出てきたため、次回アップデートではなかよし機能を対応予定。
CMキャンペーンから始まった、イマジネーションで未来のヘルスケアを切り拓くあの研究所「沢井製薬ミライラボ」のさらなる未来の姿。
20××年、沢井製薬ミライラボは、正式な組織としてサワイグループホールディングスの傘下に設置された。
夢のような技術も、想像も、空想も、未来になれば実現化されていくもの。ヘルスケアにまつわる新たなイノベーションを日々生み出す研究所として有名に。
あらゆる学者、研究室、アーティスト、職人などがプロジェクトに参加し、新たな製品やサービスを生み出すプラットフォームへと成長。それをきっかけに「イマジネーション」の価値が見つめ直され、みんながイマジネーションを働かせるブームを起こしたきっかけとなった。
ミライラボではイマジネーションの研究も進み、「イマジネーション」がより人々の健康にいい影響を与えることが証明された。人々は毎日「イマジネーションタイム」を取り入れるようになり、より豊かな社会になったという。
医薬品の概念を超え、患者さんだけでなくあらゆる人・ものを助けるべく進化した未来のサワイジェネリックの通称。
20世紀の日本においてはまだまだ「一般的(generic)」ではなかったジェネリック医薬品。
「なによりも患者さんのために」をスローガンに開発され、製剤工夫されていったサワイジェネリックは、21世紀の日本の医療費節減に貢献し、医療費問題を解決するだけにとどまらなかった。
今あるものを、そのままにしない「工夫してさらに良くする」というクリエーション精神が、医療現場や人の健康を助けるイノベーションを生み出すことにつながったのだ。
その成果が医薬品の概念を超え、ヘルスケア全般のイノベーションを手がけることに。医薬品の「サワイジェネリック」と区別するためにそこから拡張したあらゆるヘルスケアのイノベーションが「ネオ・サワイジェネリック」と呼ばれるようになっていた。
具体的に何をしたかは、あなたのイマジネーションに聞いてみたい。答え合わせは、未来で。