ツボ百科

歯痛をやわらげるツボ

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オーラルケアは、お口の健康だけでなく、からだの健康を保つためにもとても大切であるといわれています。むし歯や歯周病で歯が痛くなる前に、予防のためのケアを心がけたいもの。とはいえ、知らぬ間にむし歯や歯周病が進行し、夜中に急に痛むことも……。そんな時の応急処置に役立つ、歯痛をやわらげるツボをご紹介します。ただし歯が痛む場合は、必ず歯医者さんで診察を受けてください。

歯痛はなぜおこる?

歯痛の原因は、主にむし歯か歯周病です。ただし、この痛みの原因は全く別。むし歯は「むし歯菌」が原因で、この菌が歯の表面について歯を溶かすことで痛みを感じます。むし歯が原因で歯ぐきに炎症が起きることはありますが、「むし歯菌」自体は、歯のみに影響を与えます。
一方、歯周病は「歯周病菌」といわれる菌が原因。これは空気を嫌う「嫌気性菌」と呼ばれる菌で、空気の届きにくい歯と歯ぐきのすき間の溝に住みつきます。そして歯の根っこを支えている「歯槽(しそう)骨(こつ)」を溶かすことで痛みを感じるのです。

歯痛を放っておくと?

実は歯が痛いと、体の他の部分にも影響がでます。まず、モノがよく噛めないため、消化不良を起こすことがあります。そして、消化が悪いと栄養の吸収も低下します。また精神的な苦痛を伴うため、ストレスによる睡眠不足など、精神の不安定を引き起こす原因にも。歯は思っている以上に、全身の不調に関わってくるのです。
また、歯医者に行くのがいやで「まだガマンできる」とそのまま放っておく人もいますが、やがて歯の土台となる組織が溶け、歯が抜け落ちることもあります。
そしてさらにひどい状態を放っておくと、歯だけにとどまらず、「むし歯菌」が血管に入って血液によって全身に巡り、歯敗血症や脳梗塞、脳腫瘍などといった重度の病気の原因になることも稀にあります。
「歯周病菌」も同じく血液から全身に巡ってしまうと、心疾患や糖尿病の悪化、骨粗しょう症のリスクが増加するといわれています。

Let's ツボ押し!

承漿(しょうしょう)

承漿(しょうしょう)

歯痛と、歯が痛いときの歯ぐきの腫れをやわらげるとされるツボ。

場所
下唇と顎の間で、中央のくぼんだところ。
押し方
歯を噛みしめた状態で親指又は中指で、ギュ〜ッと強めに3〜5秒間、5回ほど押す。
承漿(しょうしょう)

合谷(ごうこく)

合谷(ごうこく)

さまざまな症状を癒す万能ツボ。「熱を排出する作用がある」ことから、歯の炎症をやわらげるといわれる特効ツボ。

場所
手の人差し指と親指の骨が合流するところからやや人差し指よりにある。押したとき、痛みや刺激を感じるところを探して。
押し方
やや人差し指側に向けて、少し強めに2〜3分ほど揉み続ける。
合谷(ごうこく)
監修/古賀直樹(こが なおき)先生

監修/古賀直樹(こが なおき)先生
鍼灸学士・カイロプラクター・整体師
明治国際医療大学 鍼灸学部・鍼灸学科卒。1998年、中野坂上治療院を設立。著書に『ツボ療法ツボ体操の健康読本』(秀和システム)など。

イラスト/堀川直子

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