サワイ ジェンダー アクション

S-Wingプロジェクト

サワイグループでは2030年に向けた
長期ビジョンに盛り込まれている
「ダイバーシティの推進」を目指し、
2022年7月に女性活躍推進体制の強化を
目的として立ち上がった
プロジェクト「S-Wing(スウィング)」。

ここでは、約半年間にわたる
S-Wingプロジェクトの活動および取り組みを
ご紹介します。

なお2023年3月、プロジェクトから経営層へ
アクションプランの提言を行い、
プロジェクトという形での活動は
終了となりましたが、
ダイバーシティの推進を目指すこの活動は、
サワイグループの正式な組織として、
ID&E推進室に受け継がれ、
今後も継続していきます。

※ID&E:インクルージョン・ダイバーシティ&エクイティ

女性が活躍している組織って
どんな組織?

ダイバーシティの推進を目指し、女性活躍推進体制の強化を目的として
立ち上がったこのプロジェクトですが、そもそも、女性が活躍している組織とは
どのような組織なのでしょうか。
プロジェクトでは、まず、このテーマについてディスカッションを重ねました。

ディスカッションを重ねたメンバーが出した答えは、
「ジェンダーや世代を問わず、生きがいと誇りを持って働き続ける環境を整えることにより、
サワイグループがより一層『なによりも健やかな暮らしのために』社会に貢献する組織を目指す」です。

そして、メンバーのこのような想いにふさわしいプロジェクト名として選んだのが、
「S-Wing(スウィング)プロジェクト」です。

プロジェクト名の由来

  • SSawaiの「S」
  • WingSawaiがもっと
    羽ばたけるように、
    羽ばたく翼に
    偏りがないように
  • Swingジャズの軽快な
    スウィングのように、
    ジェンダーフリーかつ
    ワークライフバランスの
    取れた軽やかな
    働き方へ

S-Wing スウィング

このロゴには、プロジェクトの方向性と「S-Wing」に込めた想いが形になっています。

Sawaiの「S」をSaxophoneの形にすることで、Swing Jazzのような 軽快さを表現。
「Wing」をスウィングするようにポップで流れる文字で配置。
WingとSwingのモチーフは Swallow(ツバメ)で表現。

弧を描いて上向きに飛ぶツバメは、サワイグループの飛躍が重なるような
プロジェクトにしたいというメンバーの想いを表しています。

  • リーダー
    医薬品情報
    センター
    二出川真由美
  • サブリーダー
    G人事部
    野村由紀
  • Gサステナビリティ
    推進室
    中嶋香織
  • 物性研究部有馬加奈子
  • 知的財産部岩井詩咲花
  • 三田西工場山本円
  • 営業統括部金澤優貴
  • トラストファーマテック坪井洋美
  • コーポレート
    コミュニケーション部
    高橋邦昌

「S-Wing プロジェクト」は、サワイグループの各社・各部門から、年齢や職種が異なる
9名のメンバーが集まり、活発な議論を繰り広げています。

(その後、プロジェクトの活動を広げるために、
新たに、男女問わずアンバサダーを募集し、議論を重ねています。)

2022年2月に行った「ジェンダーと就業に関する意識・環境調査」の調査結果では、
自身のキャリア形成における目標を「未定」と答えた社員が、
全ジェンダーにおいて圧倒的に多かったことがわかりました。
「問題点はジェンダーの差ではなく、他のところにあるのではないか」
「なぜキャリア形成における目標が決まらないのか」
「目の前の業務に追われて将来像が描きにくい環境になっているのではないか」など、
メンバーで議論を進めています。

「女性活躍推進プロジェクト」として始まったプロジェクトではありますが、
女性だけの活躍を推進するのではなく、ジェンダーや世代を問わず、違いが理解され、
互いを補完し合う風土を持つこと、そして、能力・意思が正しく反映される組織となり、
社員がより楽しく、生きがいと誇りを持って活躍できる環境を整えていくことを目指しています。

また、そうなることで、私たちサワイグループがより一層
「なによりも健やかな暮らしのために」社会に貢献できると信じています。

プロジェクトで
大切にしていること

プロジェクトを進めるうえでは、「現状の正しい把握と建設的かつ
否定のないディスカッション」を大切にしています。
「時代の変化に対応する価値観やありたい姿を話し合う」という活動において
多様性を起点・帰点とすることが重要であるという考えのもと、
プロジェクトのグラウンドルールを定めています。

プロジェクトの
グラウンドルール

  • 積極的に発言する
  • 他のメンバーの発言を否定しない
  • 対案を出す努力をする
  • メンバー外も巻き込んで構わない
  • 楽しくやる!
  • どうしたら楽しくなるか考える!
  • できない理由ではなく、できる方法を考える!
  • プロジェクトの運営に不満・不安がある場合、通常業務とのコンフリクトがある場合は、遠慮なく伝える

このグラウンドルールを、
毎回、会議スタート時に確認しています。

目指す組織となるために

現在、「ジェンダーや世代を問わず、生きがいと誇りを持って
働き続ける環境を整えることにより、サワイグループがより一層
『なによりも健やかな暮らしのために』社会に貢献する組織」となるために
必要な具体的な要件、その実現を阻む要因、
そして、それらを解決する施策案について、ディスカッションを重ねています。

また、アクションプランの策定と、プロジェクトの活動を広げるために、
新たに、男女問わずアンバサダーを募集し、様々な方向から議論を進めています。

アクションプラン

  • ジェンダーの区別なく、組織運営の要であるマネジメント適性のある人財の育成と適性のある人財がマネジメント職を志望する環境を整備し、グループの持続的な成長に寄与
  • ジェンダーに対する固定観念が払拭され、個人の能力発揮に応じた「公平・公正な評価」「仕事のアサイン」が行われることで、グループ全体の生産性を向上
  • ジェンダーと関係なく「働き甲斐」が感じられる社員のキャリア形成を支援することでグループ企業理念が実現