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答えのない世界に、論理で挑む。

M.Y
知的財産部
2023年 新卒入社

現在の業務内容と入社後に経験された業務内容を教えてください。

主な業務内容は次の3つです。
①調査:開発品目にかかる特許を洗い出し、上市が可能となる時期の指標を提案します。
②出願:自社の新しい技術や発明を守り、他の企業が同じ技術を使わないようにするために特許を出願します。研究職の方が生み出した発明の良さをどのように引き出していくのかを考え、発明者と弁理士の先生とコミュニケーションを取りながら出願書類を作り上げていきます。
③訴訟関連:上市時期や利益に関わる重大な業務です。文献を徹底的に調べ、それらを組み合わせて「特許発明の基準を満たしていない」との主張を特許法に基づいて行います。第三者にも理解できるように証拠を整理し、ロジックを組み立てていく必要があります。

現在の仕事のやりがい、面白さを教えてください。

知的財産部の業務には、明確な答えがすぐには出ない問題が多く発生します。例えば特許調査の業務では、医薬品や疾患についてはもちろん、技術に関する文献や過去の判例等も読み込んだうえで多角的に検討する必要があります。難しいと感じることも多いですが、知識を身につけ自分の考えを構築し先輩方とディスカッションをしていくことはとても面白く、この仕事の大きな魅力の一つであると思っています。知的財産についてまだまだ勉強中ではありますが、以前より本質を理解できるようになったり、自分の考えをうまくアウトプットできるようになったりと、一つ一つの案件を通して成長していることを実感する時はとても嬉しくなります。

あなたの職種では、どのような経験やスキル、マインドが求められますか?

知的財産部として、自社製品の円滑な開発および上市に貢献するためには、集めた情報からどのような論理を構築するべきか、どのような情報が求められていてどう伝えるべきか、等のポイントを押さえ適切に対応していく必要があります。各案件の状況に即した的確な仕事をするためには、何が本質なのかを考えながら業務にあたる経験を日々積み重ねていかなくてはならないと感じています。私の所属する部署では、若手のときから色々な業務に挑戦させてもらえる雰囲気があります。担当した仕事の全てが自分の糧になると信じ、興味のあることや勉強したいことには積極的に手をあげ、幅広い業務に取り組むようにしています。

あなたが沢井製薬へ入社を決めた理由を教えてください。

就職活動時、説明会や面接を通して何度か先輩社員のお話を聞く機会がありました。その中で、社員の方が日々業務に携わる中で何を大切にしているのかを感じ取ることができました。エンドユーザーである患者さんの顔が見える職種ばかりではない中で「なによりも患者さんのために」という企業理念をそれぞれが自身の仕事に落とし込んでいることが伝わってきて、私もこんな風土が根付く会社の一員として働くことができたらと思いました。実際に入社し、たくさんの人とかかわりながら働いている今もその思いは変わっていません。私も「なによりも患者さんのために」の企業理念を体現する一人であれるよう、精進していきたいです。

就職活動の際に検討していた業界、着目していたポイント、会社選びの軸を教えてください。

大学、大学院では薬学部で統合失調症の治療薬に関する研究をしており、医薬品に関わる企業で働きたいと考えていました。異動などで担当する業務内容が変わったとしても「ここで働きたい」と思い続けられるような企業に入社したいと思っていたため、学生時代の研究内容との関連性や、具体的な職種であまり絞りすぎず、企業理念と面接や説明会で出会う社員の方の雰囲気を重視して会社選びを進めていました。正直なところ、学生時代から知的財産部で働くイメージを明確に描いたわけではありませんが、知財の仕事は日々楽しいです。自身の可能性を限定しすぎず就職活動を行ったことは、私にとってはよかったのだと思っています。

就職活動の時にやっておいてよかったこと(もしくは、やっておいたらよかったなと思ったこと)を教えてください。

就職活動を進めるにあたって、エントリーシートの作成、面接の対策などのやらなければならないことと、大学・大学院の勉強や研究のバランスを取ることが本当に大切だったと今振り返ると思います。就職は人生において重要な選択であり、企業研究や自己分析などを重ね、検討しなければなりません。同時に、学生として学習・研究することでしか得られないものもあると思います。就職活動と研究の両立は大変でしたが、勉強や研究に誠実に取り組む経験と得た知識は、入社後にいろいろな形で役に立っています。

今後の目標、キャリアプランを教えてください。

現在2年目ですが、いろいろなことを勉強中です。一つ一つの業務に携わるたびに先輩方から多くのことを学び、少しずつ成長を実感しています。今後も、さらに幅広い知識を身につけ、自社の円滑な製品開発や技術ブランディングに貢献できる優秀な知財担当者を目指していきたいと思っています。部署内外の様々な方と関わりながら仕事をしていくなか、今後自分がどのように会社に貢献していけるのかを考え続け、自分なりのキャリアプランを築いていけたらと思っています。

ある1日のスケジュール

  • 10:00 出社

    今日のタスクとメールの確認をします。

  • 11:00 特許調査と報告書の作成

    他部署の方に情報が過不足なく伝わるよう、推敲を重ねます。

  • 12:00 昼食

    同僚と談笑しながら食べることもあります。

  • 13:00 打ち合わせ

    製剤研究部の方と打ち合わせを行い、特許出願の準備を進めます。発明の内容を正確に理解するため、データをよく確認し発明者と議論を尽くします。

  • 14:00 文献調査と訴訟関連書面の確認

    裁判所に提出する書面を代理人の先生と協力しながらチームで作成します。先輩の仕事ぶりから多くを学ぶことができる機会です。

  • 16:00 英語研修

    オンラインでマンツーマンの英語研修を受けます。医薬に関わるテーマについてネイティブの講師とディスカッションをします。

  • 19:00 退社

    今日のタスクの達成度合いを確認し、明日の業務を整理します。

最後に、業務の年間スケジュールで繁忙期の時期などあれば、時期と理由を教えてください。

決まった繁忙期は特にありませんが、訴訟案件の書面提出期限近くになると忙しくなります。

※こちらの掲載情報は2025年3月末の情報です。

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