サステナビリティ サステナビリティ基本方針

「沢井製薬の事業活動そのものが社会貢献である」という考えのもと、事業を通じた企業理念の実現と事業プロセスにおける行動基準の実践により社会に貢献することが、沢井製薬の使命だと考えています。

沢井製薬におけるサステナビリティの考え

沢井製薬のサステナビリティ実現にあたっては、当社が必要な存在(=「社会の公器」)であると認められ、かつ、患者さんをはじめとするすべてのステークホルダーとの信頼関係の継続が必要です。そこで、沢井製薬は、事業活動の中で企業理念を実現することに、全社を挙げて取り組んでいます。

さらに、沢井製薬の成長にともない、当社が果たすべき社会的責任も、さまざまなステークホルダーからますます重要視されてきています。当社は、事業プロセスの中で積極的に社会的責任を果たすことで、持続可能な社会の実現に向け、貢献してまいります。

サステナビリティ基本方針チャート図

1.沢井製薬の企業理念

sawai企業理念」は、
sawaiは何をもって世の中のお役に立っていくのか」ということを定めています。

なによりも患者さんのために

  1. 1「真心をこめた医薬品を通じ、人々の健やかな暮らしを実現する」
    それがsawaiの使命です。
  2. 2「創造性を追求し、革新と協調により社会と共に成長する」
    それがsawaiの挑戦です。
  3. 3「お役に立ちたいという心を持ち、なくてはならない存在になる」
    それがsawaiの願いです。

企業理念について詳しくはこちら

2.事業を通じたサステナビリティ

沢井製薬は、事業を通じた企業理念の実現それこそが当社が取り組むべき最も重要な社会的責任であり、サステナブルな社会実現の一翼を担うこと(事業を通じたサステナビリティ)と位置付けています。

① 患者さんの負担軽減と利便性向上

病気の治療を要する患者さんに、安価でかつ高品質なジェネリック医薬品を提供することにより、患者さんの経済的な負担を軽減して、少しでも安心して必要な治療に専念していただくことと、水無しで服用できるOD錠の開発など、患者さんがお薬を服用しやすくするためのさまざまな製剤工夫を通じて、「なによりも患者さんのために」お役に立つことを目指しています。

② 財政と両立し得る優れた医療制度の維持・発展への貢献

日本では、戦後、国民皆保険制度が導入されて以来、誰もが必要な医療の提供が受けられる優れた医療制度を堅持してきていますが、財政問題の深刻化と少子高齢化が進む中で、財政と両立し得るための医療制度の見直しが急務となっています。このような中、医療の質を維持しながら、国民全体の医療費の負担を軽減できる最も有効な手段として、沢井製薬は、いち早く、ジェネリック医薬品普及のための啓発活動やジェネリック医薬品への信頼性向上に取り組んできました。
これからも、日本におけるジェネリック医薬品のリーディングカンパニーとして、ジェネリック医薬品の普及促進を通じて、財政と両立し得る優れた医療制度の維持・発展に貢献してまいります。

③ 事業プロセスにおけるサステナビリティと行動基準

沢井製薬が、企業理念を実現するために、「ステークホルダーの方々に対してどのような行動をとるべきか」を定めたものが「sawai行動基準」です。沢井製薬の事業活動は、顧客、社員、取引先、株主のみならず、地域社会や地球環境を含めたさまざまなステークホルダーの方々との間で相互に影響を及ぼす関係にあり、当社の社員一人ひとりが各ステークホルダーに対して実践すべき具体的な責任が存在するものと認識しており、これらの責任に関し、社員一人ひとりが遵守すべき明確な基準を「sawai行動基準」として定めています。持続可能な社会と沢井製薬のサステナビリティの実現に向け、事業プロセスにおいて、社員一人ひとりがこの行動基準にそった行動に努めてまいります(事業プロセスにおけるサステナビリティ)。

④ 沢井製薬のサステナビリティ推進体制

当社の事業活動には、顧客、取引先、社員、株主、地域社会をはじめとする社会のさまざまなステークホルダーによるリソースの提供が不可欠であるため、当社が持続的な成長を実現し、企業価値を高めていくためには、ステークホルダーを包む社会全体が持続可能(サステナブル)である必要があります。そのため、当社が企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility (CSR))を果たし、社会の諸問題の解決にも積極的・能動的に取り組み、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて積極的な役割を果たしていかなければならないと考えています。そこで、サステナビリティに関する取り組みを推進するため、サステナビリティ委員会(以下「委員会」)を設置しています。

沢井製薬のサステナビリティ推進体制

サステナビリティ委員会

委員長は当社の代表取締役社長が務め、各本部および関係部門の管理職層から委員長が任命したメンバーが委員を構成しており、原則として年4回開催されます。そのうち、年2回はサワイグループホールディングスのグループサステナビリティ委員会と合同で開催し、グループ間の連携を図っています。委員会で取り扱う内容は以下のとおりです。

  • サステナビリティ推進体制の構築および整備
  • サワイグループのサステナビリティ基本方針に基づく年間活動計画の審議、承認ならびに年間活動の進捗状況、実施結果のレビュー
  • サステナビリティ推進チーム(以下「推進チーム」)または事務局から、報告もしくは上申された事項の受領、ならびに当該報告もしくは上申に対する審議、承認
  • その他サステナビリティの推進に必要な事項の決定

推進チーム

実務的な取り組みを行うため、委員会の下部組織として設置され、E(環境)、S(社会)のチームで活動しています。また、当社はグループの中核企業として、多数のメンバーをグループの推進チームに参加させています。チームの任務は以下のとおりです。

  • サワイグループのサステナビリティ基本方針に基づく年間活動計画案の策定、ならびに年間活動の進捗状況および実施結果等の委員会への報告
  • 委員会からのサステナビリティに関する諮問事項の調査・検討および報告
  • その他サステナビリティの推進に必要な事項

事務局

関係部門からのメンバーにより構成され、以下の任務を行っています。

  • 委員会の招集・議事録作成等、委員会の補佐
  • サステナビリティに関するホームページの作成等、社内外に向けたサステナビリティに関する情報発信
  • 推進チームの支援

サステナビリティ重要課題とその特定プロセス

沢井製薬の事業活動は、顧客、社員、取引先、株主のみならず、地域社会や地球環境を含めたさまざまなステークホルダーとの関わり合いの中で行われています。「なによりも患者さんのために」という企業理念のもと、当社が継続的な企業価値の向上を実現するためには、これらのステークホルダーを包含する社会全体の持続性を考慮した事業活動が必要不可欠です。
そのため、当社では、2015年5月に新たに「CSR基本方針(=現サステナビリティ基本方針)」を策定しました。この基本方針に基づき、「社会全体における重要度」と「沢井製薬の事業との関連性」の2つの観点からサステナビリティ活動における重要課題を設定し、優先順位付けを行っています。

マテリアリティ(重要課題)の特定

マテリアリティ(重要課題)の特定

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