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ご挨拶

代表取締役社長 中手 利臣

沢井製薬は、半世紀以上にわたりジェネリック医薬品のパイオニアとして、良質で安価な医薬品の普及に努めてまいりました。現在、ジェネリック医薬品は社会インフラとして不可欠な存在となっており、日本の医療を支える一翼を担う企業として、私たちが果たすべき社会的責任はかつてないほど重くなっています。

私たちは、過去に発生した品質問題や行政処分を厳粛に受け止め、全社を挙げて企業風土改革と再発防止策を推進してまいりました。コンプライアンスの徹底や品質文化の醸成に終わりはありません。これまで導入した諸施策を単なる形式に留めず、当社のDNAとして「深化」させ、組織の隅々にまで確実に根付かせてまいります。この品質保証体制の更なる強化こそが、患者さんや医療現場からの揺るぎない信頼、そして安定供給の確固たる基盤に繋がると確信しています。

現在、医薬品の安定供給という社会的使命は、日本において極めて重要な局面を迎えています。一方で、長引く円安や諸コストの増大は経営に大きな影響を与えており、私たちは持続的な供給責任を果たすべく、より強固な収益基盤の構築に強い使命感を持って取り組んでまいります。そのために、現在計画している増産体制を確実に立ち上げることはもとより、DXやAI技術を積極的に活用し、生産プロセスの効率化を加速させてまいります。加えて、他社との協業を進めることで、実効性の高い供給体制を構築してまいります。

私たちの理念である「真心をこめた医薬品を通じ人々の健やかな暮らしを実現する」の根底にあるのは「真心」です。「お届けする製品の価値を深く自覚し、その一錠に全力を尽くす。」 この覚悟を全社員で共有し、一人ひとりが自律的に動き、テクノロジーや外部との連携を最大限に活かして目の前の課題に果敢に挑戦すること。 変化を敏感に捉え、過去の成功体験に縛られず前進し続けるその覚悟こそが、持続的な企業価値の向上と、未来を切り拓くための最大の「成長エンジン」になると考えます。

ステークホルダーの皆さまには、これまでのご理解とご支援に深く感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

2026年4月
代表取締役社長
中手 利臣