信頼は、一つひとつの情報から。
現在の業務内容と入社後に経験された業務内容を教えてください。
グループ内にある2つのうちの1チームのチームリーダーとして、担当する疾患領域や新製品に関する研修、医療関係者向け資材の作成などをチームメンバーとともに行っています。社外に出て、医療関係者向けに説明会を実施することもあります。
入社してからの十数年は、学術部学術グループに所属しており、主に医療機関が医薬品の採用検討を行う際の資料提供依頼に対応したり、当社の医療関係者向けサイトに掲載している試験データの作成などを行っていました。

現在の仕事のやりがい、面白さを教えてください。
当社品に関連する幅広い疾患知識が必要とされることは、大変でもありますがやりがいも感じます。医療機関からの問い合わせや他部署からの質問など、社内外から疾患知識に基づいた意見を求められるため、自分たちが当社の疾患のスペシャリストであるという気概を持って対応するようにしています。
また、研修や資材作成では、どんな研修・資材にするのかといった企画の段階から作り上げていくので、完成後にMRの皆さんから「分かりやすい研修だった」「先生に資材をお渡ししたら喜んでもらえた」といったお声をいただくと、とても達成感があります。
あなたの職種では、どのような経験やスキル、マインドが求められますか?
疾患知識だけにとどまらない様々な知識を持ち、それを常にアップデートしていかなければならないので、自ら学ぶ姿勢は非常に重要だと思います。また、様々な部署から提供された情報を、MR向け研修や社外向けの資材に落とし込んでいくため、「何が必要とされているのか」「どうすれば伝わるのか」を相手の立場から考えることが必要とされます。
あとは、どんなものを作成するときも、元となる情報を集めたり、作成した資料の内容に間違いがないかを確認したりする必要があるので、コツコツと根気よく取り組む力も必要だと思います。

あなたが沢井製薬へ入社を決めた理由を教えてください。
私が入社した時は、まだテレビCMが始まったばかりで、「ジェネリック」という言葉も世の中に浸透していない頃でした。しかし、これから「ジェネリック」を広めていこう、「ジェネリック」を社会になくてはならない存在にしようという情熱を当社に感じました。そのための情報発信に学術職として関わっていきたいと感じ、入社を決めました。入社後、先輩社員の方々は、自分の業務にまじめに一生懸命な方ばかりで、その時学ばせてもらった社会人としての知識や仕事に対する姿勢は、今も役立っていると感じています。
就職活動の際に検討していた業界、着目していたポイント、会社選びの軸を教えてください。
学生時代は、薬学部で主にがん遺伝子に関する研究を行っていました。就職先として、薬剤師の資格を活かして病院や薬局で働くことも可能でしたが、できれば製薬企業で医薬品に関わる仕事がしたいと考えました。ただ、自分の大学での専門分野は、製薬企業の研究職で活かすことは難しいとも考えていました。そこで、自分の持つ薬学の知識を活かせる職種を考えることにしました。製薬企業にとって医薬品の適正使用のための正しい情報提供も重要な役割であり、「正しい情報提供の要」となるのは学術職ではないかと考えたため、製薬企業の学術職を目指しました。

就職活動の時にやっておいてよかったこと(もしくは、やっておいたらよかったなと思ったこと)を教えてください。
入社後のイメージを具体的にするためにも、企業の説明会やインターンシップなど、実際に働く場所の雰囲気を感じることができ、社員と直接話せる機会があれば、積極的に参加するといいと思います。
あとは、人とのつながりを大事にしておくと、入社した後も業務に役立つ思わぬヒントをもらえることがあります。例えば、学生時代の友人が医療機関で働いているような場合、当社品の良いところや改善点などについて率直な意見をもらえるようなこともあります。
今後の目標、キャリアプランを教えてください。
ジェネリック医薬品の普及により、ジェネリックメーカーには、製品だけでなく疾患に関する情報提供も役割として期待されるようになってきていると感じています。学術職として、疾患を中心とした様々な知識で会社を支えられる人材となれるよう、チームメンバーと共に知識のアップデートを続け、医療現場から求められるより良い情報提供につなげていきたいです。
また、私は子育て中のため、現在、時短勤務や在宅勤務を活用して働いています。時短勤務や在宅勤務を選択しつつ、チームリーダーとしての業務を周囲のメンバーと協力して進めていくことで、これからの多様な働き方の1つの実践例となれればと考えています。
ある1日のスケジュール
最後に、業務の年間スケジュールで繁忙期の時期などあれば、時期と理由を教えてください。
担当する業務によって異なりますが、8~9月と2~3月は、新製品の研修や各種資料の準備が集中するため、忙しいことが多いです。
※こちらの掲載情報は2025年3月末の情報です。