失敗は許されない。
厳しい環境で、
自分を高めたい。

2012年入社 薬学研究科卒業

研究開発本部 技術部

モノ作りの視点で、研究者として社会に貢献したい。

中学生の頃から、将来は研究者になりたいと思っていました。その時は、どちらかと言えば知的好奇心を満たしたいという気持ちが強かったように思います。そこから、進路を選択する際に「どんな研究者になりたいか」と自問自答した結果、純粋に知的好奇心を追及するよりも、研究の成果を実用化し、社会に貢献したいという気持ちが強くなりました。医薬品業界は、あらゆる産業の中でも、知識集約型産業と呼ばれ、研究への投資が最も多い業界です。そして、研究の成果によって人の命という唯一無二のものに貢献できます。ですから、薬学部への進学を決めた時には、既に製薬会社で働く具体的なイメージが頭の中にありました。ジェネリック医薬品の研究者になろうと思ったのは、「実用化」というモノ作りの観点で研究に没頭できると考えたからです。ジェネリック医薬品メーカーにとって、企業の研究開発力が最も問われるのが、製剤技術力。当時から、沢井製薬は製剤研究の分野で圧倒的な存在でした。実際、面接で会った研究員とも、研究について深いディスカッションをすることができ、そのレベルの高さを感じました。そうしたレベルの高い環境で、自分自身を高め、優れた製品を世の中に生み出したい。そう思い、迷わず沢井製薬への入社を決めました。

出来ないと思ったことはない。どこまでも、成功させる方法を考える。

出来ないと思ったことはない。
どこまでも、成功させる方法を考える。

入社後配属された技術部は、研究所の小スケールから、工場の大量生産に「スケールアップ」を担当する部門。当初は、スケールアップと聞いてもピンとこず、すでに研究の段階で製造方法が決まっているのに、何を研究するのだろうと思っていました。ところが、私の安易な考えは一瞬で消え去りました。同じ有効成分、添加物、製造方法にもかかわらず、スケールが変わった途端思い通りにいかない。不思議なことに、上手くいかないものほど、研究者としての探究心からか、絶対に答えを見つけ出してやるという気持ちが湧いてきました。そんな私が最も悩んだのは、入社3年目で担当した製品です。それは、沢井製薬にとって非常に重要な開発品目で、これまでとは比べ物にならない程、失敗は許されないという緊張感が漂っていました。一つの製品を製造するには、多くの工程を経る必要がありますが、工程ごとに課題が続出し、どんどん期限が迫る中、試作と評価を繰り返しても答えが見つからなかったのです。それでも、私の中に諦めるという気持ちはありませんでした。ここで立ち止まったら、これまで開発に携わってきた研究員の成果が無駄になってしまう。そして、その製品を待っている患者さんの期待を裏切ることになる。少しずつ製造条件を変えながら試作品の変化を比較し、時にはデータだけでなく、製造で使用する機械を含め自分で状態を触って確かめる、課題が発生した工程で使用する機械の部品そのものを観察するといったことまで行い、最終的に工場の生産技術部門と力を合わせ、無事スケールアップを成功させることが出来ました。あの時の経験が、研究者としての自分を一回り大きく成長させてくれたように思います。

繋がれたバトンを受け取り、世の中に送り出すというやりがい。

繋がれたバトンを受け取り、
世の中に送り出すというやりがい。

研究者にとって、知識を深めることは大切です。しかし、論文や参考となる書籍をいくら読み漁っても、そこにあるのは結局文字だけ。そうした知識を基に、実際に目の前で起きている事象を観察し、においや手触り、機器が動く音を聴く、といった五感を駆使し自分だけの経験を蓄積することはもっと重要だと思っています。経験値を高めることで、新しい課題が起きたとしても、答えにたどり着くことができるからです。ただ、やみくもに何でもやってみるのではなく、感覚を頭の中で体系化して整理し、脳細胞に格納することも必要です。
いまは、部内の後輩が増え、仕事の相談を受ける立場になりつつあります。これまでの私の経験を伝えることはもちろんですが、成長意欲の高い後輩に応えるため、私自身がレベルアップするのに必死です。沢井製薬には、そうした上下関係なく切磋琢磨し合える空気があり、意見を交わし合いながら一つの製品を世の中に出すという達成感を何度も味わうことができる。創薬系の会社では一生掛かっても自分の携わった薬を患者さんに届けることができないケースも少なくないとききます。沢井製薬では、開発品目も多く特許期間満了後速やかに上市*1するというゴールがあるジェネリック医薬品だからこそ、世の中に製品を送り出す機会に携わるチャンスも多く、それ故、すべての研究員が、研究の成果をカタチにして確実に患者さんの元に届けるということを大事にしているように思います。どんなに優れた医薬品を開発しても、実際に製品として作れなければ意味がありません。研究者でありながら、社会にモノを送り出す場面にも立ち会える。開発に携わった多くの研究員が繋いだバトンを受け取り、世の中に送り出すアンカーとしての仕事に、私はこれ以上ないやりがいを感じています。

*1 上市:国に承認された医薬品の市場販売が開始されること。

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