「最後の砦」となる
品質管理の仕事を極めたい。

2003年入社 農学部卒業

生産本部 九州工場 品質管理部

1日たりとも同じ日はない。考えながら走り続ける毎日。

私は入社以来、一貫して品質管理に携わっています。当時を振り返ると、最初に驚いたことは、工場内の環境測定も行うということでした。品質管理と聞くと、文字通り医薬品の品質を確認するため、何か分析するような業務を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。しかし、医薬品の品質とは、薬そのものだけではありません。どのような場所で製造されているのか、その手順、製造に携わる人に至るまで、すべてが基準をクリアしてこそ高い品質が保たれる。最初に教わった、品質に対する考え方は、いまも私の仕事の基本となっています。
所属する九州工場では、固形剤、注射剤、外用剤と約200品目に及ぶ製品を製造しています。品質を確認するための試験は一つの製品に対して複数あり、製品によってその数は異なってきます。ですから、1日として同じことを繰り返す日はありません。また、欠かすことなく患者さんの元へ薬を届けるために、当然納期があります。計画というのは、いつもその通り進むとは限りません。想定以上に時間がかかってしまう等、自分自身が要因となることもあれば、分析機器のトラブルといった想定外の出来事も起こります。その中で、優先順位を組み替え、納期を守り、確かなデータを揃えていかなければなりません。頭を高速回転させながら全力疾走するような毎日です。

決断を下すことの難しさ。それを乗り越えるのは自分自身。

決断を下すことの難しさ。それを乗り越えるのは自分自身。

10年以上経ち、数多くの経験を積みましたが、かつては失敗の連続でした。品質管理ではHPLC*1以外の機器を用いた理化学試験も行いますし、学生時代には全く経験のなかった微生物試験も行います。特に、操作の手技が問われるようなもの、反応系が関わるものなど、習熟度と経験が求められる試験で、上手くできない自分に悔しい思いをしたことは数えきれません。その悔しさを乗り越えて、いまは数名のメンバーをまとめる役割を担っています。これまでと一番違うのは、担当者が揃えたデータに対し、正誤の判断が求められるということ。最終的に、工場からその製品を出荷するか否かの判定を行う責任者はいますが、私の出した結論が最終判定に繋がると思うと、責任が重くのしかかってきます。そんな自分を支えるのは、上手くできなかったことを一つ一つ克服し、経験を積んできたという自負です。おかげで、初見では判断が難しい場合でも、追加の試験を検討したり、試験の手技等データに影響を及ぼす要因を想定しつつ担当者から話を聞く、といった冷静な対応を取ることが出来ているのだと思います。確かな土台があれば、それを応用して決断を下していくことができる。これまでの失敗を一つも無駄にすることなく、自分の糧にしてきた証です。

*1 HPLC:高速液体クロマトグラフィーのこと。混合している複数の物質を分離し、含まれているものやその量等を分析することができる。

より高い品質を追求し、当たり前の安心を提供し続ける。

より高い品質を追求し、当たり前の安心を提供し続ける。

自分の仕事を誇りに思うのは、やはり、携わった製品が世の中に届いていることを実感できたときです。直接患者さんとお話しする機会はなくても、家族や友人から、「病院で沢井製薬の薬を出してもらった」という話を聞くことはあります。そんな時が、患者さんへの貢献を一番に感じる瞬間です。そしてその度に、自分の仕事の意味を改めて噛みしめます。日々、何事もなく沢井製薬の薬が医療機関で処方され、患者さんに服用されているということは、私たちが正しい判断をし続けられているということ。誰もが当たり前だと思う品質を、確かなデータによって守る。沢井製薬では、品質管理に携わるすべてのメンバーが、工場に入荷する原料、包装資材から、製造した製品、製造現場の環境に至るまで、徹底した品質を追い求め、日々の業務を行っています。国が定めた基準をクリアしたとしても、一つ上を目指す。そこにゴールはありません。私の仕事は、工場において「最後の砦」となるものですから。もし万一何かあったとしても、必ず私たちが見つけて、品質管理で止める。これからも、より高い品質を目指し、患者さんの目には見えない安心を提供し続けていきたいです。

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