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減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)※1」を2025年9月1日に販売開始

アルコール依存症治療領域で国内初※2の公的医療保険適用
製品

沢井製薬株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:木村元彦、以下:当社)は、株式会社CureApp(本社:東京都中央区、代表取締役社長兼医師:佐竹晃太、以下:CureApp)が開発・薬事承認および保険適用を取得※3した減酒(飲酒量を減らすこと)が治療目標となりうる患者さんを対象とした減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)」の販売を2025年9月1日(月)より開始することをお知らせいたします。

※1:販売名:CureApp AUD 飲酒量低減治療補助アプリ
※2:株式会社CureApp調べ(調査年月:2025年8月、調査範囲:製造販売承認および保険適用を受けたアルコール依存症および減酒治療アプリ)
※3:中医協で了承され、9月1日より保険適用予定。(以下、同じ)

■HAUDY(ハウディ)とは

HAUDYは、医師の診断のもと患者さんに処方されるプログラム医療機器(治療アプリ※4)です。アルコール依存症で減酒が治療目標となりうる患者さんの治療を補助します。スマホアプリの「患者アプリ」とWebアプリの「医師アプリ」の2つで構成され、飲酒習慣の修正による減酒を目指します。患者さんは日々「患者アプリ」を使い、飲酒記録、個別化された学習・行動を実践し、飲酒習慣の修正を行います。医師は「医師アプリ」に反映された患者さんごとのデータや心理社会的治療の支援コンテンツを確認できます。限られた診察時間内での診療の質向上が期待でき、定期的な診察の際、患者さんに目標の見直しなどの指導を行います。心理社会的治療をアプリで補助することにより、非専門医でも効果的な治療を可能にし、患者さんの治療へのアクセス向上が期待されます。

※4:従来の治療法である医薬品などと同様に、病気の治療を目的として医師が処方する医療機器を指します。治療アプリは、治験で質の高い科学的エビデンスが示されており、国内では、飲酒量低減のほか、ニコチン依存症、高血圧、不眠症、ADHDなどの治療アプリがすでに承認されています。

【患者アプリの使用方法】

毎日、「朝アプリを開く」「飲酒記録をする」「夜アプリを開く」などを行います。
アプリを開いた際には、アプリのガイドに合わせて「振り返り」「セルフケア」「学習」等をご自身のペースで行うことができます。
販売名 CureApp AUD 飲酒量低減治療補助アプリ
一般名称 アルコール依存症治療補助プログラム
承認番号 30700BZX00034000
使用目的又は効果 アルコール依存症患者の飲酒量低減治療補助
製造販売元 株式会社CureApp
販売元 沢井製薬株式会社

■当社の取り組み

2025年

2025年9月1日には、一般向けのAUD(アルコール使用症/アルコール使用障害)疾病啓発サイト「AUDアルコール相談室」を開設する予定です。

【ご参考】サワイグループの新規事業の挑戦について

サワイグループホールディングスでは、沢井製薬が取り組むジェネリック医薬品事業を中核に新規事業にも挑戦をしています。予防から治療まで幅広い範囲で、薬剤治療に限らない選択肢を提供することで、社会と共に持続的に発展するヘルスケア企業グループとして、ひとりでも多くの人々の健康に貢献できることを目指しています。



沢井製薬が取り組むデジタル・医療機器事業、PHRアプリ事業について

■非侵襲型ニューロモデュレーション機器「レリビオン」/「Proliv Rx」

・レリビオン(片頭痛):2023年度に製造販売承認取得、現在保険償還に向け準備中
・Proliv Rx(うつ病):Neurolief社で実施した臨床試験の結果を受け、日本国内での開発に着手

■減酒治療補助アプリ「HAUDY(ハウディ)」*1
・株式会社CureAppが2025年2月13日に製造販売承認を取得
・2025年9月1日より販売開始予定

■SWD002(NASHを適応症とする治療アプリ、株式会社CureAppとの共同開発)
・2024年1月よりフェーズ3試験を開始、2027年度上市予定

■PHR管理アプリ「SaluDi(サルディ)」*2
・血圧計、体温計、歩数計など様々な測定器と機器連携で記録でき、バイタル・ライフログデータ・各種の検査結果・食事内容の取得・管理が行える。異業種企業、アカデミアとの連携も強化していく。

*1:HAUDY(ハウディ)の販売名は「CureAppAUD 飲酒量低減治療補助アプリ」です。
*2:SaluDi(サルディ)は医療機器ではありません。