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リマプロストアルファデクス錠5μg「サワイ」 アルミピロー包材の一部材質変更に関するお知らせ

沢井製薬株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:木村元彦)は、リマプロストアルファデクス錠5㎍「サワイ」の一部包装形態で用いられておりますアルミピロー包材において、表面の印刷層に使用している素材をポリエステルからケミカルリサイクルポリエステルに変更することをお知らせいたします。

 

変更後のアルミピロー包材で使用するケミカルリサイクルポリエステルは、製造工程で出る端材などの廃棄物を化学分解・再処理したものを原料の一部に使用して製造された再生ポリエステルであり、ケミカルリサイクルによる再生資源を有効活用したアルミピロー包材の使用は当社初となります。

今回、アルミピロー包材の変更の対象となる包装単位は、リマプロストアルファデクス錠5㎍「サワイ」のPTP210錠包装、PTP1050錠包装の2種類です。PTPシート(※1)2枚を上下抱き合わせにして重ね合わせ、ひとまとめにしたものをアルミピロー包材(フィルム)で包むピロー包装を行っており、このピロー包装で用いられるアルミピロー包材の変更を行います。

これまで使用していたアルミピロー包材は、外側から、ポリエステル、アルミ、ポリエチレンの順で各素材が層として重なっている材質構成となります。それぞれの素材の主な役割は印刷層(ポリエステル)、防湿・遮光層(アルミ)、熱シール層(ポリエチレン)となります。今回、一番外側で印刷層の役割を果たすポリエステルの素材をケミカルリサイクルポリエステルに変更し、印刷適性などの機能を損ねることなく、年間で4.5トンのCO2排出量削減(※2)につなげます。

ケミカルリサイクルポリエステルを用いたアルミピロー包材でピロー包装された製品は、組み立てた個装ケースに詰め、糊付けをしてふたをします。その後、各種の包装工程を経て段ボールに梱包し出荷されます。

 

※1:錠剤やカプセルをプラスチックとアルミで1錠ずつ分けて密閉するシートとなります。

※2:2022年の購入数量を基準に算出しています。

 

ピロー包装資材もPTPシートと同様に製剤の物性や特性などに応じて、様々な性能の資材から検討を行い、包装仕様を設計しています。例えば、湿気に弱い製剤や光に弱い製剤はアルミ箔との複合フィルムなどが使用されます。また、製品と一緒に脱酸素剤や乾燥剤も一緒に入れるものもあり、製剤の物性や特性に合わせた工夫を重ねています。

 

沢井製薬を中核とするサワイグループでは、「なによりも健やかな暮らしのために」という企業理念のもと、事業そのものを通じて、サステナブルな社会実現の一翼を担うことを基本方針として掲げています。沢井製薬においては、医療用医薬品の製造・販売を中心に人々の健康を支え、日本の優れた医療制度の維持・発展への貢献を通じ、社会のインフラとしての機能を果たすことを目指しています。ジェネリック医薬品の数量シェアは80%を超え、サワイグループとして継続的な企業価値の向上を実現するためには、顧客、社員、取引先、株主のみならず地域社会や地球環境を含めた様々なステークホルダーを包含する社会全体の持続性を考慮した事業活動が必要不可欠となります。

また、持続的成長の基盤となるマテリアリティ(重要課題)の1つに、環境に配慮した事業活動を掲げています。その中には、リサイクル推進・廃棄物の抑制が含まれており、沢井製薬においても、リサイクルされた原材料を有効活用するほか、廃棄物の排出抑制に努めています。

自社だけでは解決できない課題に対して、パートナーシップの強化とともに、サプライチェーン全体での付加価値向上に努め、持続可能な社会の実現を目指してまいります。今後も沢井製薬では、ジェネリック医薬品の製造・販売を通じて、持続可能な社会保障制度と医療アクセス向上への貢献に努めるとともに、環境に配慮した生産にも取り組んでまいります。

 

本リリースの取り組みは、SDGsにおける下記の目標に貢献しています。

目標12 つくる責任 つかう責任

目標13 気候変動に具体的な対策を

目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

 

サワイグループホールディングスおよび沢井製薬のサステナビリティについて、詳細は下記ホームページもご覧ください。

 

サワイグループホールディングス株式会社 (サワイグループのサステナビリティ)

➣ https://www.sawaigroup.holdings/sustainability/

沢井製薬株式会社 (サステナビリティ)

➣ https://www.sawai.co.jp/sustainability/

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