サステナビリティ 患者さんのためになること
製品付加価値の追求
カプセル剤の錠剤化
患者さんが飲みやすいように、カプセル剤から錠剤への変更等を進めています。
口腔内崩壊錠(OD錠)の開発
嚥下能力の低下した方や夜間のお手洗いが気になる方のために、水なしでも服用できる錠剤(OD錠)を開発しています。
苦みを抑え、味も新たな製剤へ
コーティングなどで苦みを少なくしたり、グリーンティーやストロベリーなどの芳香を施し、飲みやすい製剤を開発しています。
錠剤分割線の改良
錠剤を2つに分割しやすいように、錠剤の割線を工夫。より処方・調剤しやすい製剤へと改良しています。
安定性の向上
温度・湿度・光などに対する安定性を改善。発売後の製品にもさらなる改良を加えています。
表示の明確化
錠剤やカプセルに一般名(お薬の名称)を表記するなど、さまざまな工夫を施し、識別性を高め、医療過誤防止を図っています。
包装の改良
プレフィルドシリンジ・バッグ製剤の開発、既存品の包装改良を通じ、医療関係者の皆さまの調剤負担の軽減および安全性の確保、医療過誤防止を図っています。
適切な情報提供
動画による情報提供
ジェネリックハンドブックの配布
一般・患者の皆さまにジェネリック医薬品への認知・理解を深めていただくため、2000年よりハンドブックを制作し、医療機関への設置等により広く配布を行っております。
医療関係者向け総合情報サイト sawai medical site の改善
品質や適正使用に関する情報を医療関係者の皆さまにご利用していただきやすいように工夫して、当社のホームページに掲載しています。
製品の情報だけではなく、日々の診療にお役立ていただける患者さん向けや医療関係者向けの資材、医療制度に関する最新情報、また地域や施設における取り組みなどをご紹介しています。
健康情報サイト「サワイ健康推進課」を運営
「サワイ健康推進課」では、「みんなの健康で、医療費のムダを減らそう。」をテーマに、医師・有識者による疾病解説、昔ながらの健康・生活の知恵、健康に役立つレシピなど、さまざまな情報を楽しく分かりやすく発信しています。
シンポジウム・セミナーへの協賛
ジェネリック医薬品やさまざまな疾病について、患者さんをはじめ市民の方々に広く知っていただくため、シンポジウムやセミナーへ協賛しています。
医療情報番組の提供
徹底した品質管理
原材料供給者への監査実施
原材料の安定的な確保のため、メーカーと連携を図るとともに、製造委託先、原材料購入先の業務遂行能力や供給の適性および品質維持能力について、評価、監査等を徹底し、その状況を継続的にモニタリングしています。また複数のメーカーから原材料を購入するマルチソース化にも取り組んでいます。
欧州にある原薬工場を監査している様子
工場の品質管理体制の強化
沢井製薬では高品質な医薬品を提供するために、徹底した品質管理を実施しています。工場での原料や包装資材の受入試験、中間製品の検査、出荷前の最終製品の検査など、各工程において、さまざまな試験をGMPやGQPなどの厚生労働省が定めた厳しい基準に基づいて実施し、品質を厳格に管理しています。製品の出荷にあたっては、製造や検査に関する記録を、品質保証責任者の責任下で確認したうえで可否決定しています。
PIC/S対応
2014年7月に日本もPIC/S※1に加盟したことにより、医薬品業界のグローバル化に大きなメリットが期待されています。沢井製薬においても、FDA※2の品質基準に適合する体制構築に取り組むなど、「ひとつ上の品質」を掲げて品質の維持・向上に努めています。
※1 PIC/S:医薬品査察協定および医薬品査察共同スキーム。医薬品の製造管理や査察を含む品質管理の基準について、世界的調和を図ることを目的に設立された査察当局間の非公式な協力の枠組み
※2 FDA:米国食品医薬品局
安定供給体制の確立
安定供給マニュアルに沿った供給管理
医薬品が患者さんの生命に関わることを鑑み、原材料の安定確保・在庫管理・生産管理、その他安定供給に関する手順を定めたマニュアルにそった供給管理を行っています。
新型インフルエンザ等への対応
「新型インフルエンザ等対策特別措置法」に基づき、指定公共機関の責務として「新型インフルエンザ等対策業務計画」を定めています。新型インフルエンザ等の発生時には、可能な限り医薬品の安定供給を遂行することで患者さんの生命と健康を保護し、生活や経済への影響が最小となるよう努めます。