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「試験方法を育てる」積み重ねが力に。

Y.S
分析研究部 分析Ⅲグループ
2022年 新卒入社

現在の業務内容と入社後に経験された業務内容を教えてください。

①品質・安定性評価:多様な装置や最新の分析技術を用いた試験業務を通して新製品の特性を解明し、品質や流通期間中の安定性を評価しています。
②分析法バリデーション:当社が作成した試験方法が、医薬品の品質を正しく評価できるかを科学的に検証する業務です。分析研究部ではその手順構築や試験、報告書の文書化まで一連の業務をすべて対応しています。
③試験方法の工場移転:実験を重ねて培った分析ノウハウを各工場へ提供しています。現地での技術指導や立ち合い実験を含む技術移転を行い、工場でも研究開発時点と同水準で製品品質を評価できる体制を構築しています。

現在の仕事のやりがい、面白さを教えてください。

自身が開発に携わった製品が上市され、患者さんのもとに届くことが何よりのやりがいです。
分析研究部は数多くの試験を通じて、社内で誰よりもその分析手法を熟知し、第一人者となれる部署だと考えています。さらに、何度も試験を繰り返すなかで試験方法の課題を洗い出し、商用生産に耐えうる精度へ磨き上げて工場へ伝承する、「試験方法を育てる」という重要な使命を担っています。この積み重ねが医薬品の安定供給、ひいては患者さんの健康へと直結しています。
また、業務を通じて薬学・化学的知識や分析の専門性が深まることも大きな魅力です。最新の分析技術に触れ、課題を解決することで、研究者としての確かなスキルアップを実感できます。

あなたの職種では、どのような経験やスキル、マインドが求められますか? 

データを客観的に評価して品質を見極める論理的思考力と、膨大なデータを地道に取得する研究者としての粘り強さが必要です。測定するデータのすべてが製品の信頼性を支える重要なパーツであるため、治験薬GMPを遵守し、日々の試験に誠実に向き合える高い倫理観が求められます。
また、製剤学や化学といった理系の基礎知識や分析装置の原理への理解があれば、より業務の深みが増すと思います。さらに、研究や技術移転は多くの関係者を巻き込む業務です。時には立場や意見の異なるメンバーとも協力し、共通の目標を達成できる協調性やコミュニケーション能力が求められます。

あなたが沢井製薬へ入社を決めた理由を教えてください。 

沢井製薬は、私がなりたい姿として掲げている「化学の専門性を生かして人や社会のために尽力したい」という軸を達成できる会社であると確信したからです。
医薬品業界は多くの人々に必要不可欠な、極めて重要な社会インフラの一つであると考えています。国内トップクラスの多種多様な品目数、数量シェアを有している沢井製薬であれば、自ら数多くの製品を手掛け、社会に恩恵を広く届けられるのではないかと考えました。
入社後は想像以上のスピード感で数多くの品目開発に関わらせていただいています。入社5年目ですが、自身が試験に携わった品目は既にいくつか世に出ており、少しずつ自身がなりたい姿に近づけていると感じます。

就職活動の際に検討していた業界、着目していたポイント、会社選びの軸を教えてください。

高専専攻科で応用化学を専門に、高分子材料開発の研究に携わりました。有機合成を中心に多様な測定機器の取り扱いを通して、化学がもたらす社会への恩恵や分析の面白さを学び、「化学の専門性を生かして人や社会のために尽力したい」という軸が生まれました。この軸が、数ある業界の中で多くの人に必要とされ、広く恩恵を届けられる医薬・製薬業界を選ぶ決め手となりました。
自身の専門とは少し異なる領域への挑戦でしたが、優れた研究には多様な視点を持つメンバーの協力が不可欠です。薬学系の出身者が多いこの業界において、化学の専門性は多角的な視点や知見を得るうえで必ず貢献できると信じ、挑戦したいという思いで就職活動を行いました。

就職活動の時にやっておいてよかったこと(もしくは、やっておいたらよかったなと思ったこと)を教えてください。

目前の研究や成果発表に真摯に打ち込み、突き詰めることだと思います。
学生時代の研究活動では情報収集力や論理的思考力、課題解決力が自然と育まれるだけでなく、得られた専門的な知見を、バックグラウンドの異なる人々へ分かりやすく説明するコミュニケーション能力が身に付きます。これらは携わる分野や業種を問わず、すべての社会人に共通して求められる重要なスキルです。学生時代に1つの研究テーマに対して徹底的に突き詰め、これらの能力を強みとして確立できたことが、私の就職活動およびその後の社会人生活において最も大きな武器になっています。

今後の目標、キャリアプランを教えてください。

さまざまな特性や剤形の新製品開発を経験し、分析業務や試験方法開発への知見を深めることで、医薬品分析のスペシャリストになることを目指しています。
分析研究部の業務の一つである技術移転は、医薬品分析の手法を工場へ確実に引き継ぎ、製品発売後の品質試験を滞りなく行うことで「医薬品の安定供給」を達成するという、非常に重要な役割を担っています。私は医薬品分析を突き詰め、試験方法の品質の向上を追求することで、製品の安定供給に、ひいては患者さんの暮らしを守ることに貢献したいと考えています。

ある1日のスケジュール

  • 9:00 出社

    メールと1日のスケジュールを確認した後、前日の測定データの解析および考察を行います。

  • 10:30 実験

    測定に使用する機器のコンディショニングを行い、同時にサンプルの調製を進めます。

  • 13:00 ミーティング

    チーム内で進捗やリスクの確認、業務量の分担等について相談します。分析結果に懸念がある場合は、他部署を巻き込んだ打ち合わせをすることもあります。

  • 13:30 実験の続き

    機器のコンディションを確認し、問題がなければサンプル測定を開始します。

  • 15:00 勉強会

    少人数単位で開催し、情報収集や発表を通して公定書やガイドライン、統計など業務に必要な知識を身に付けています。

  • 16:00 デスクワーク

    試験に必要な計画書やワークシートの準備、報告書の作成等を行います。書類の作成は綿密なチェック体制下で行い、データの信頼性を高めています。

  • 17:30 試験の準備

    翌日の試験準備を済ませておき、試験当日は朝からスムーズに実験を開始できる状態にしています。

  • 18:00 帰宅

最後に、業務の年間スケジュールで繁忙期の時期などあれば、時期と理由を教えてください。

決まった繁忙期は特になく、担当品目の開発フェーズに依存して業務量が変動します。特に治験薬製造前後の試験が重なる時期や、工場への技術移転中は忙しくなる傾向があります。

※こちらの掲載情報は2026年8月末の情報です。

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