SUPRENAサプレナ

SUPRENAサプレナとは ニトロソアミンの生成を抑える添加剤

製品の品質を満たしながら、ニトロソアミンの生成を抑えた薬づくりができる添加剤です。

01問題と課題

ニトロソアミンの生成リスクが低い添加剤はないか

イラスト:[アミン+NOx=ニトロソアミン]NOx量の少ない添加剤を使いたい しかし 使用できる添加剤が制限され製品設計の自由度の幅が狭まる 現実的ではない…

どの添加剤にも少なからずニトロソアミンの元となるNOxが含まれています。ニトロソアミンの量を減らすためにはNOx量の少ない添加剤が求められます。
しかし、使用できる添加剤を制限することは、製品の品質(錠剤の硬さ、体内での崩れやすさなど)を満たすことが難しくなる場合があります。なぜなら、ニトロソアミンの生成を抑えることと、製品の品質を満たすことは、薬の製品設計のうえでトレードオフの関係になりえるからです。

02アイデアと技術化

ニトロソアミンになる反応を抑制する添加剤の発見

イラスト:「抗酸化剤にニトロソアミンになる反応を抑制する効果がある…!?」抗酸化剤以外の添加剤でニトロソアミンになる反応を抑制するものを発見 基準サンプルと各添加剤配合サンプルのニトロソアミン生成量の比較イメージ 添加剤A~DのうちA,Bには基準値以下になる抑制効果はなし C,Dは基準値以下になる抑制効果あり

私たちはニトロソアミンが生成されるのを防ぐ方法として、抗酸化剤(ビタミンCなど)の効果に着目しました。
ニトロソアミンになる反応は抗酸化剤で抑制できるといわれています。しかし、抗酸化剤を使用すると製品の品質に影響する可能性があります。
そこで私たちは、抗酸化剤の効果を参考に、反応を抑えられる新たな添加剤を発見しました。これによって、抗酸化剤を使用せず、品質への影響を最小限にできる可能性があります。

03可能になること

ニトロソアミンの生成リスクを抑えた薬の開発

イラスト:薬について議論する三人の白衣を来た人のイメージ

ニトロソアミンの生成リスクの低い効率的な製品開発に加えて、添加剤の使用制限の緩和が期待され、製剤設計の自由度が高まりました。

技術のポイント

イラスト:複数の錠剤のイメージ

ポイント01

製品の品質を満たしながら、ニトロソアミンの生成を抑えた薬をつくることができる。

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